名門の誉れ高き工房。そしてその従業員。

 ドイツ精密時計製造業の魂が脈打つのは、エルツ山地にあるグラスヒュッテ、ドレスデンから南に35キロ離れた位置にある、のどかな田舎町です。 ここでA.ランゲ&ゾーネが製作する最高級クラスの時計には、ザクセンの栄光と輝かしい工房の歴史が反映されています。 そして、受け継がれてきた職人の技が駆使された時計からは、製作に携わる人々の旺盛な改革精神も伝わってきます。

A.ランゲ&ゾーネの時計師学校

 毎年約14名の訓練生が、A.ランゲ&ゾーネの運営する、最新設備を誇る時計師学校に入学します。 訓練は実技を重視した内容で、腕時計だけでなく懐中時計や大時計などの扱いについても実際に学びます。 良い素質を持った若い見習いの時計師たちが、時計の部品を手作業で製作し、表面仕上げのさまざまな技法を習得するための演習を重ねてゆくのです。

 1997年に設立されたこの学校は、完璧を追求するA.ランゲ&ゾーネの要求を満たす若手時計師を養成することを目的としています。 また、工房の高い技術水準を維持するという目的と同時に、アドルフ・ランゲが大切にした企業としての社会的責任を果たすことにもつながります。 1845年にアドルフ・ランゲは、グラスヒュッテの町に時計工房を開き、そこで15名の若者を優秀な時計師に育て上げました。 その伝統を、A.ランゲ&ゾーネは現在も一貫して守り続けているのです。

アドルフ・ランゲ: 15名の見習いを従えて工房を創業