ドイツ精密時計製作の中心地。そしてその後援者たち。

 都会の喧噪から遠く離れたザクセンのエルツ山地にある閑静な町、グラスヒュッテ。 ここでアドルフ・ランゲは、1845年に懐中時計を製作する最初の工房を開設しました。それがドイツ精密時計製造業の始まりです。

グラスヒュッテの町は、ウォルター・ランゲの生まれ故郷でもあります。 彼は、東西ドイツが統一された後、曾祖父アドルフ・ランゲを自らも果敢に見習って、第二次世界手戦終戦後に国有化されてしまった時計工房を、再び設立したのです。

新しい工房社屋

 元シュトラッサー&ローデ社の高精度振り子時計工場だった建物が、1990年に時計の製作に適した最初の社屋としてオープンし、 「ランゲⅠ」 と呼ばれるようになりました。 1998年には、そのすぐ近くにふたつ目の時計製作棟、 「ランゲⅡ」 がオープンしています。 そしてついに2000年には、グラスヒュッテの町が所有していた昔の本社工房の建物を買い戻すことにも成功したのです。 それ以来、かつてA.ランゲ&ゾーネの懐中時計が製作されていたのと同じ建物で、時計が再び製作されるようになっています。

2003年10月22日には、A.ランゲ&ゾーネ復興後初めての新築社屋となる技術開発センターが落成しました。 現在ではここで未来のランゲウォッチのアイデアが生まれ、その具体化に向けた開発が行われています。