
強王アウグストとして知られる選帝侯フリードリッヒ・アウグスト一世は、科学や手工業、芸術、建築などの振興に情熱を注いだ人です。 その支配のもとでザクセンは、特にその首都ドレスデンを中心として、ヨーロッパ文化の最も重要な中心地のひとつに発展しました。 ドレスデンが「北のフィレンツェ」とまで呼ばれるようになったのも彼のおかげで、まさに彼の登場によってザクセンの栄光時代が始まったのです。

強王アウグストには、時計をはじめとする科学計測器機の収集という歴代の選帝侯たちと同じ趣味がありました。 収集された貴重な品々を大切に守ってゆくことが、宮廷時計師の任務となり、その役割を務めたふたりの人物が、ランゲという時計師一族の家系図の出発点となっています。
時計師一族ランゲ家の家系図
時計師一族ランゲ家の家系図


