小さな機械技術の宝庫
直径わずか25.6ミリ、そして高さはわずか3.2ミリというリトル・サクソニアのムーブメント、キャリバー L941.2は、これまでにA.ランゲ&ゾーネの時計マイスターたちが製作したムーブメントの中で最も小型のもののひとつです。しかし、このムーブメントにも、A.ランゲ&ゾーネならではの特徴がすべて備えられています。164個の部品がひとつになって、この小型化技術の驚異ともいえるキャリバーが出来上がります。手巻き式のリトル・サクソニアには、約45時間のパワーリザーブがあります。
164個の部品 - 真心を込めて手作業で仕上げ
ムーブメントの部品の表面はどれも、入念な手作業によって仕上げらており、製作する時計マイスターだけが目にすることになる部品でさえも、仕上げの綿密さに変わりはありません。3/4プレートは、独特のストライプ模様で装飾されています。小さなレバーやスプリングは、線彫り、歯車は円模様彫りで飾られています。地板の裏側はペルラージュ仕上げが施されており、香箱には裏表にサンバースト仕上げが入っています。さらにムーブメント内の部品の角にはすべて、真心を込めて面取りと艶だしを行います。
ほんの小さなサイズ - 考え抜かれたメカニズムを凝縮
よく目をこらさないと、この小さな驚異的ムーブメントの魅力を堪能することはできません。赤いルビー色に輝く21個の受け石のうち、4石がビス止め式ゴールドシャトンにはめこまれているのは、A.ランゲ&ゾーネの手巻き式腕時計ではすでにお馴染みの特徴です。小さなテンプ受けには、マイスターの手によるエングレービングが施されています。そして、3/4プレートの横に見えるのが脱進機。ニバロックス1製ヒゲゼンマイを使用した耐震機構つきチラネジテンプとスワンネック型緩急調整装置があります。