リヒャルト・ランゲ - 発明精神から生まれた時計
手巻きムーブメントL041.2は、最大限の信頼性と精度を追求した設計となっています。 まず、搭載された振動数21600振動/時の偏心錘つき大型テンプが、高い精度を保証します。 ヒゲゼンマイは、ランゲの時計技師チームが独自に開発・自社生産したもの。 またヒゲゼンマイの固定には、従来のようにヒゲゼンマイの差し込み部分が変形してしまうことがない特許出願中の新型ヒゲ留めを使用しており、時計の調整作業がしやすい構造になっています。 テンプとヒゲゼンマイの相互作用を最適化するため、長年にわたり研究と実験を重ねてきた成果が、この脱進機に活用されているのです。
究極の精度への大きな一歩
新開発のヒゲゼンマイには、リヒャルト・ランゲが開発した技術のなかで、最も重要なものが生かされています。 1930年の「時計ゼンマイ用金属合金」という名称の特許(第529945号)です。 この特許は、ベリリウムを加えることにより、従来のゼンマイの欠点であった弾性および硬度の不足を補うことができるという発明を扱ったものです。
輪列はマイスターが技巧を凝らした設計
歩度の精度を向上するためのもうひとつのメカニズムに、香箱回転制御機構があります。 このメカニズムにより、リヒャルト・ランゲの輪列にはパワーリザーブが持続する38時間を通じて常に比較的安定したトルクの力が伝達されるようになります。 また、秒針車を動かすための輪列は独立しており、美しい装飾の施された専用のブリッジで支えられています。
仕上げと装飾技巧の極致を見ることのできるサファイア
クリスタルのシースルーバック
リヒャルト・ランゲのムーブメントには、ランゲウォッチの魅力となっている要素がすべて盛り込まれています。 素材の表面をそのまま生かした洋銀製の受けと地板は手作業で入念に仕上げられており、ブルースクリューやビス止め式ゴールドシャトン、ハンドエングレービングを施したテンプ受けなど、A.ランゲ&ゾーネならではのものばかりです。 26石の受け石が機械的摩擦を最小限に抑え、ムーブメントには
五姿勢での調整が行われています。