サクソニア・デュアルタイムの自動巻きムーブメント
サクソニア・デュアルタイムを動かしているのは、新たに設計されたセンターローター搭載のキャリバーL086.2で、サクソニア・オートマティックでもL086.1として使用されているものです。このモデルでは、ダイヤル側に第二時間帯設定用のメカニズムが追加されています。ローターが中央に配置され、第二時間帯用のメカニズムがあるにもかかわらず、ムーブメントの高さはわずか4.6ミリ。技術的に高度かつ希に見る美しさのムーブメントなのです。
268個の部品 - 真心を込めて手作業で仕上げ
ムーブメントの部品の表面はどれも入念な手作業により仕上げられたもので、通常は人の目に触れることのない部分でも仕上げの綿密さに変わりはありません。
3/4プレートには独特のストライプ仕上げを施します。小さなレバーやスプリングには線彫り、歯車には円模様彫りを施します。地板の裏側はペルラージュ仕上げで装飾されており、香箱には裏表にサンバースト仕上げが入っています。さらにムーブメント内の部品の角にはすべて
面取りと艶だしを行います。
考え尽くされたメカニズム - その設計に光る美的センス
この自動巻きキャリバーL086.2の動力源は、プラチナ製の分銅を使った片方向巻上げ式でゴールドプレート仕上げのセンターローターです。ボールベアリング式の減速機構が、摩擦によるエネルギーの損失を最小限に抑えて、ローターのエネルギーを香箱に伝達します。このような機構により、最大72時間までのパワーリザーブを確保することが可能となります。ローターが半円形になっているので、ニバロックス製ヒゲゼンマイを使用した耐震機構つきチラネジテンプと、ハンドエングレービングが施されたテンプ受け、スワンネック型緩急調整装置からなる貴重な脱進機を見ることができます。