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1994年10月にA.ランゲ&ゾーネが復興コレクション第一弾として4モデルを発表しました。このイベントほど、ザクセン高級時計産業の再生を鼓舞させた出来事は他にありません。ドイツの歴史上でおそらく最も有名な時計ブランドが、何の予兆もなく時代の表舞台に返り咲いたのです。それ以降、A.ランゲ&ゾーネはドイツ・ザクセンで世界最高の時計作りを目指すマニュファクチュールとして、立ち止まらずに歩み続けています。

1994年10月24日にA.ランゲ&ゾーネがドレスデン王宮で復興コレクション第一弾として発表した4モデルは、それまでの高級時計業界を一変させました。それまでスイスの聖域であった最高級機械式時計が突如として、再びドイツのザクセンでも製作されるようになったのです。発表された4モデルに採用された画期的な技術、独創的なハンドエングレービングおよび最高水準の職人技は、その後の新標準となりました。この歴史的な瞬間の陰には、4年間にわたる懸命の開発作業がありました。

1990年に東西ドイツが再統一されて再生への道が開かれると、ウォルター・ランゲは同年11月、グラスヒュッテにLange Uhren GmbHを設立し、ブランド「A.ランゲ&ゾーネ」を国際商標として登録します。そしてビジネスパートナーのギュンター・ブリュームラインとともに、先代たちが築いてきた事業を再開します。目標は「『A.ランゲ&ゾーネ』ブランドの世界最高級時計を再びザクセンから世に送り出す」という、その当時は夢物語に思えるものでした。

最大の難題は、決定的な問いにふさわしい回答を見つけることでした。決定的な問いとは、「A.ランゲ&ゾーネが第二次世界大戦後に政治に翻弄されることなく存在し続けていたら、A.ランゲ&ゾーネが20世紀末に製作する最新鋭の時計はどのようなものだろうか」という問いです。その回答は、説得力のあるコンセプト、間違うことのない絶対的な市場感覚、そして情熱から導かれました。ウォルター・ランゲとギュンター・ブリュームラインを中心とするチームが発表したコレクションは、発表会場に詰めかけた人々の懐疑的な眼差しを一蹴し、発表から間もなく世界中のコレクターやコニサーの心をつかんだのです。

中でも大反響を呼んだのが、型破りなデザインのランゲ1です。オフセンターのダイヤルと、一般販売モデルの腕時計としては初めてのアウトサイズデイト表示を搭載するこのモデルは一躍、ブランドを象徴する存在になりました。このランゲ1は、現在までA.ランゲ&ゾーネの人気モデルファミリーの原型となっています。ランゲ独自のアウトサイズデイトは、ユニセックスモデルのアーケードとサクソニアにも搭載されています。トゥールビヨン "プール・ル・メリット"は腕時計として初めてチェーンフュジー機構を搭載したモデルで、ランゲは高級時計製作技術の中で最も難易度の高い技術でもかつての地位に返り咲いたことを証明します。

再生A.ランゲ&ゾーネのコレクション第一弾の4モデルを基に、現在では個性豊かな5シリーズ、70モデル以上に成長したコレクションが展開されています。当初4個だった自社製キャリバーに加えて現在までに45個のキャリバーが開発・製作され、その半数以上が製作され続けています。社内で開発し、じっくりと時間をかけて丁寧に仕上げたキャリバーは、A.ランゲ&ゾーネの時計にのみ搭載されます。だからこそ、ランゲの開発者たちは大きな自由度の中で心躍る新しいアイデアを実現できるのです。

最初の4モデルから2014年の新作コレクションに至るまでの設計の系譜には目を見張るものがあります。A.ランゲ&ゾーネは早い時期から、長い歴史を持つ複雑機構を独自に解釈し直す作業を始めています。その中で世界初の技術が多数生まれました。その一つがダブルスプリットで、これは現在でも世界で唯一のダブルラトラパントです。これは、自社製ヒゲゼンマイが採用された初めてのモデルでもありました。ランゲ31は、まるひと月分という長大なパワーリザーブを備え、その持続期間を通じて常に一定の動力を伝達するという世界記録を樹立しました。この並外れたパワーリザーブを可能にしたのは、自社開発の動力制御メカニズムです。これとよく似た原理を採用し、機械式腕時計として初めて瞬転式デジタル時刻表示を搭載したのがランゲ・ツァイトヴェルクです。トゥールビヨン発明から200年以上を経て、ランゲはトゥールビヨンキャリッジ内のテンプを停止させるストップセコンド機構の開発に成功しました。

このような開発努力は、2013年に発表したグランド・コンプリケーションで一旦大きな節目を迎えます。ランゲ史上最も複雑な腕時計は、グランドソヌリとプチソヌリを備えるソヌリ機構、ミニッツリピーター、フドロワイヤント付きスプリットセコンド・クロノグラフ、永久カレンダーなど7つの複雑機構を融合したものです。 この類まれな腕時計は、決して立ち止まらない志を忘れず、これからも時を永遠に刻み続ける時計を作るというA.ランゲ&ゾーネの約束でもあります。早速この約束を果たすべく、今年、リヒャルト・ランゲ・パーペチュアルカレンダー "テラ・ルーナ"を発表しました。ムーブメント側にある軌道ムーンフェイズ表示は、最高精度でその時の月の満ち欠けを表示するだけでなく、地球に対する月の位置も教えてくれるという、精密時計分野に新たに加わった革新技術で、特許を取得しています。

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