このページを共有する エナメル技法 このページをFacebookで共有する このページをTwitterで共有する このページをPinterestで共有する このページをGoogle+で共有する このページをTumblrで共有する このページをWeiboで共有する このページをLinkedInで共有する このページへのリンクをEメールで送る 短縮URL: https://www.alange-soehne.com/-/xywlX8y 2014.11.21 A.ランゲ&ゾーネが今秋発表したランゲ1・トゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”。その見どころのひとつは、自社製ブラックエナメルで仕上げたダイヤルです。 エナメル工芸は3500年を超える伝統を誇ります。ザクセン選帝侯の強王アウグストも、エナメルの美しさに魅せられていました。強王アウグスト御用達の宝飾師ヨハン・メルヒオール・ディングリンガーが創った高価なエナメル工芸品の数々は現在、ドレスデン王宮の緑の丸天井宝物館に展示されています。 かつては懐中時計の文字盤の表面加工にもエナメル技法が好んで用いられました。エナメル技法は非常に難しく、熟練技術を持つ職人は数少なくなっています。去る2014年10月24日に発表されたランゲ1・トゥールビヨン "ハンドヴェルクスクンスト"では、ダイヤルを自社製のブラックエナメルで仕上げています。そのダイヤルに、正確に研削して鏡面仕上げを施したインデックスと、それにお似合いのゴールドロディウム仕上げの針が鮮やかに映えます。スモールセコンドを配したブラックのシルバー無垢製サブダイヤルをメインダイヤル表面よりも若干低く埋め込みました。面取り部分を研磨した窓からはトゥールビヨンの姿が見えます。 エナメル加工ではさまざまな作業工程を何度も繰り返すため、ダイヤルが仕上がるまでに何日もかかります。最大の難関は、完璧なクリーンルーム環境を維持することです。どんなに小さくても汚れや塵が入り込むと、完全に平坦で滑らかな表面にならないからです。「エナメルは気むずかしいので急かすのは禁物」と、ランゲ工房のエナメル職人は言います。