A.ランゲ&ゾーネの本社工房

企業としてのA.ランゲ&ゾーネ

ドレスデン出身の時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲは、1845年に時計工房を設立し、ザクセン高級時計産業の礎を築きました。第二次世界大戦後、東ドイツ政府により会社を国有化され、「A.ランゲ&ゾーネ」の名は消滅してしまいます。1990年にフェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲが、会社を新たに設立します。ザクセン地方の山あいの町グラスヒュッテで、マニュファクチュール「A.ランゲ&ゾーネ」をゼロから立ち上げるのは、これが2度目です。今日、当マニュファクチュールは腕時計を1年に数千本のみ製造しています。すべてのムーブメントの組立てと仕上げ装飾は、手作業で入念に行われています。これら時計の1本1本は、創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲが時計を製作した時と同じ精神とこだわりで作られています。

歴史的な出来事

  • 1990年

    ウォルター・ランゲが東西ドイツ統一直後の12月7日に会社を設立し、「A.ランゲ&ゾーネ」を商標として世界中で登録。

  • 1994年

    復興コレクション第一弾としてランゲ1、サクソニア、アーケード、トゥールビヨン “プール・ル・メリット”を発表。

  • 2001年

    グラスヒュッテにあるランゲ家のかつての住居兼工房建物の所有権が新会社に返還される。主に本社管理部門オフィスとして使用。

  • 2003年

    A.ランゲ&ゾーネ自社製ヒゲゼンマイの製作を開始。この微少な部品を作るには極めて高度な技術力が要求されるため、ヒゲゼンマイを内製できるマニュファクチュールは世界中にわずか数社のみ。

  • 2007年

    ドレスデンにA.ランゲ&ゾーネ直営ブティックをオープンしたのを皮切りに、世界の主要都市に直営ブティックを相次いで展開。

  • 2011年

    ヴィルヘルム・シュミットがランゲ・ウーレンGmbHのCEOに就任。

  • 2013年

    新生A.ランゲ&ゾーネが製作する最も複雑な腕時計「グランド・コンプリケーション」を発表。グランドソヌリとプチソヌリ、ミニッツリピーター、永久カレンダー、フドロワイヤント付きラトラパント・クロノグラフを1個のムーブメントに収めた大作。

  • 2015年

    8月26日、3年の工期を経て完成した新工房の落成式を開催。床面積が5400平米以上増え、製作工程の生産性が向上。

  • 2017年

    1月17日、ウォルター・ランゲが永眠。享年92歳。ウォルター・ランゲの人生訓「決して立ち止まらない」は、これからもA.ランゲ&ゾーネの企業風土の根底に生き続ける。