ツァイトヴェルクは、時と分を瞬時に切り替わる数字によって表示する初の機械式腕時計です。その革新的な時計のコンセプトが、型破りのデザインに現れています。デザインの最も個性的な要素となっているのが、ダイヤルのタイムブリッジです。タイムブリッジはムーブメントの一部であると同時に、すべての時刻表示をひとつにまとめるフレームとしての機能を果たします。時と分が数字で表示される窓は左から右に向かって配置されており、大きくて見やすいデザインです。この考え抜かれたデジタル表示方式により、ツァイトヴェルクは針で時刻を表示する機械式時計とは一線を画し、独自のカテゴリーを確立します。
ツァイトヴェルク – 機械式時計の新時代到来
デジタル表示 - 機械式ムーブメント
機械式デジタル時計というコンセプトは、過去にもいくつかの試みが行われていますが、本当に信頼性のある形で実現された例はまだ一つもありませんでした。その設計上困難な点を、ランゲのマイスターたちは、3枚のディスクにより構成される瞬転数字メカニズムの導入によって解決しました。表示を先に進めるのに必要となる強力なエネルギーを供給するために開発した香箱は、特許を取得しています。また、同じく特許技術の動力制御メカニズムで、表示が切り替わるタイミングを正確に制御します。