一流の工芸美を永遠に
カリグラフィーと言えば、誰でも芸術的な手書きの文字を思い浮かべます。宗教的な書物を広めるという文脈の中で生まれたカリグラフィーには、手仕事の能力と美的センスが表れます。ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー“ハンドヴェルクスクンスト”のアウトサイズデイトの青い数字は、手で描いたものです。それは、A.ランゲ&ゾーネの工芸美術への情熱とディテールへの愛着の現れなのです。永遠に受け継がれてゆくために作られたこのタイムピースのダイヤルは、技巧を凝らした装飾模様が施されています。そこに、青い手描きの数字が鮮やかに浮かび上がります。
キャリバー L082.1
ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダーのトゥールビヨンは特許技術のストップセコンド機能を搭載しており、永久カレンダーはアウトサイズデイト、曜日表示、月次リング、うるう年表示、ムーンフェイズ表示およびデイ・ナイト表示で構成されています。したがって、このモデルはランゲ1ファミリーの中で技術的に最も難易度の高いモデルになっています。さらに、ホワイトゴールド製ダイヤルに手作業でトランブラージュ模様とレリーフ彫りを施し、プラチナ製ケースに収めました。2013年に発表されたこのハンドヴェルクスクンスト・エディションは、製作本数15本の限定モデルです。トゥールビヨンキャリッジの上側に、手作業でブラックポリッシュという仕上げを施して光沢を出しています。この研磨仕上げは、最も手間のかかる工程の一つです。
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HANDWERKSKUNST EDITIONS
2011年にスタートしたハンドヴェルクスクンスト・エディションでは、ケース、ムーブメントおよびダイヤルの仕上げ装飾で美の極致に挑みます。
カレンダー機能
A.ランゲ&ゾーネのカレンダー表示には、アニュアルカレンダーとパーペチュアルカレンダーがあります。
表面仕上げとエングレービング
美しいムーブメント装飾はブランドにとって非常に重要な要素であり、部品の大きさ、ケースバックから見えるか見えないかに関係なく、ほぼすべての部品に手作業で装飾が施されます。装飾にはさまざまな技術が使われます。一つひとつの部品に、それぞれ独自の仕上げが施され、全体として調和のとれた外観となります。