ハンマー打ち機構を備えたウォッチの魅力とは?
機械式時計製作技術における複雑機構には、トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダー、そしてミニッツリピーター等があります。非常に複雑かつ高度な技術力を要する為、この複雑機構を搭載した時計を製作できるのは、特殊な技術をマスターした熟練の時計師だけです。どの時計も完成にはかなりの時間を要するため、年間で製作できる時計の数はわずかです。
1990年のメゾン復興以来、マニュファクチュールでは、ハンマー打ち機構を備えたのマスターピースを複数開発しています。こちらから現行コレクションと過去のコレクションをご覧ください:
ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター
ツァイトヴェルク・ミニッツリピーターは、瞬転数字式時刻表示と十進式ミニッツリピーターを同載する唯一の機械式腕時計です。2015年の登場以来、ボタンを押すだけで正時、正10分および正分を音で知らせるという、ハンマー打ち機構を備えた腕時計の中で特別な地位を築いてきました。
2020年には、プラチナ製ケースモデルに続きディープブルーダイヤルを備えたホワイトゴールド製ケースの30本限定モデルを発表。そして2023年、メゾン独自のハニーゴールド(HONEYGOLD®) 製ケースとグレーダイヤルを備えたモデルを30本限定で発表いたしました。
リヒャルト・ランゲ・ミニッツリピーター
2022年の登場以来、リヒャルト・ランゲ・ミニッツリピーターは、その不変のエレガンスで愛好家を魅了してきました。この時計では、精巧なハンマー打ち機構が主役となっています。ケース左側面に取り付けられたスライダーを操作すると、ハンマー打ち機構が正時、正15分および正分をチャイムで打ち鳴らします。
ゴールド750をベースにしたホワイトエナメルダイヤルは自社製です。リヒャルト・ランゲ・ミニッツリピーターは、プラチナ製ケースの50本限定モデルとなります。
ツァイトヴェルク・デシマルストライク・ハニーゴールド
2017年に発表されたツァイトヴェルク・デシマルストライク・ハニーゴールドは、自動で二つの異なる個別の音を鳴らすソヌリ機構を備えています。正時を低音で、間の 正10分ごとを高音で奏でます。古典的なハンマー打ち機構が正時と正15分を鳴らすのに対し、十進式ハンマー打ち機構はデジタル式表示の数字に合わせてチャイムを鳴らします。
ダイヤルに見える二つのハンマーは、研磨されたスチールで構成され、ハンマーブリッジと同様に、トランブラージュと呼ばれる複雑なエングレービング装飾が施されています。
100本限定モデルの特徴的なケースは、ランゲ独自のハニーゴールド(HONEYGOLD®) 製です。
グランド・コンプリケーション
グランド・コンプリケーションには、七つの複雑機構、ミニッツカウンターとジャンピングセコンドを備えたラトラパント・クロノグラフと、ムーンフェイズ表示を搭載した永久カレンダーが含まれます。2013年に発表されたこのマスターピースには、グランド ソヌリとプチソヌリを備えたミニッツリピーターも組み込まれています。
グランド ソヌリは、15分ごとに、まず正時の時数を低音で打ち鳴らし、続いて正15分を重複音で一つ、二つ、三つと打ち鳴らします。プチソヌリは、正時の時数は省略され、正15分を重複音で打ち鳴らします。正時にのみ、低音で時数を打ち鳴らします。
ツァイトヴェルク・ストライキングタイム
ツァイトヴェルク・ストライキングタイムは、A.ランゲ&ゾーネが 2011年に発表した、時、分表示用の瞬転数字式時刻表示を搭載し、見える位置にハンマー打ち機構が取り付けられた初の機械式腕時計です。
ツァイトヴェルク・ストライキングタイムは、自動で作動するハンマー打ち機構により、正時を低音で、間の正15分ごとを高音で奏でます。ハンマーはブラックポリッシュ仕上げを施したスチール製で、ダイヤルデザインに調和しています。
複雑機構



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