1582年2月24日、時の法王グレゴリウス13世が自分の名前を取って名付けたグレゴリオ暦の採用を命じました。それまで使用されていたユリウス暦では、1年の日数が365.25日でした。ユリウス年は太陽年よりも11分14秒長く、数百年が経過するうちに太陽暦との差がどんどん大きくなってゆきます。16世紀には10日ものずれが生じていました。
グレゴリオ暦は現在、世界に最も普及している暦です。この暦は、正確な天文現象の1年の長さ(太陽年)である365.24219日を反映させようとするもので、次のルールにしたがって作成されています。
- 4で割り切れる年にはうるう日を設け、その年が平均365.25日になるようにする。
- 100で割り切れる年には、うるう日を省略する。したがってその年は平均365.24日である。
- ただし、400で割り切れる年にはうるう日を設け、1年が太陽年とほぼ同じ平均365.2425日になるようにする。