偉業を語り継いでゆくために
線路をイメージしたレイルウェイモチーフの分目盛りなど伝統の要素をふんだんに取り入れた1815 フラッハ・ハニーゴールド “F. A.ランゲへのオマージュ”は、かつてフェルディナント・アドルフ・ランゲが名声を誇った懐中時計を彷彿とさせます。さらに、F.A. ランゲ作の時計が持っていた二つの特性をも備えています。それは、完璧さと明快さです。この製作数175本限定の二針時計では、厚さわずか6.3mmのハニーゴールド製ケースにホワイトエナメル仕上げのダイヤルを組み合わせ、特別モデルならではの仕上げ装飾を施したムーブメントを収めました。
キャリバー L093.1
167個の部品から成る自社製キャリバーL093.1は、フェルディナント・アドルフ・ランゲが実践した技法へのオマージュです。この時計の4分の3プレートにはグラスヒュッテストライプではなく、往年のランゲ製懐中時計に倣って粒状感を持たせた表面仕上げを施しています。丸穴車と角穴車は輪列受けに見えるように取り付けられ、円模様の装飾研磨で仕上げられています。1815 フラッハ・ハニーゴールド “F. A.ランゲへのオマージュ”では、手彫りで極めて繊細な花模様を描き、その極細の線を、地板に刻まれたブランドロゴと同じように、ブラックロディウム加工で仕上げています。その濃い色調は、ダイヤルのプリント文字のグレーと違和感なく調和しています。