最高水準の精度を包み込む工芸美
1815トゥールビヨンは、A.ランゲ&ゾーネが初めてトゥールビヨンにストップセコンド機構と秒針位置合わせのためのゼロリセット機構を同時に搭載した時計です。フェルディナント・アドルフ・ランゲ生誕200周年にあたる2015年には、ダイヤルとムーブメントにひときわ華やかな装飾を施し、最高の精度を追求したこのタイムピースを製作数30本限定のハンドヴェルクスクンスト・エディションとして発表しました。
キャリバー L102.1
ダイヤルは、ピンクゴールドにブラックロディウム加工を施し、トランブラージュ彫りで仕上げたものです。トゥールビヨンを支える受けとキャリッジ上部に施したブラックポリッシュは、最も難易度が高く時間のかかる仕上げ技法の一つです。サファイアクリスタルのシースルーバックからキャリバーL102.1を見ると、4分の3プレートが今までとは若干異なることに気がつきます。香箱と輪列の部品に視線が届くように開口部を大きく取りました。また、表面の粒状感を持たせた仕上げが、往年の懐中時計を彷彿とさせます。