月の女神が微笑む時計
A.ランゲ&ゾーネがダイヤルにエナメル焼成とエングレービングを組み合わせた装飾を初めて試みたのが、このモデルです。2017年に発表された20本限定モデルの1815ラトラパント・パーペチュアルカレンダー“ハンドヴェルクスクンスト”の裏蓋には、レリーフ彫りでローマ神話に登場する月の女神ルーナが描かれています。そこには、女神が風にたなびくベールを纏い、三日月形の王冠を頭上にいただき、夜を照らすたいまつを持って佇む姿が見えます。ディープブルーのエナメル仕上げのダイヤルに同じくレリーフ彫りで星々が描かれ、あたかもムーンフェイズ表示の空がダイヤル一杯に広がったかのような印象を与えます。
1815ラトラパント・パーペチュアルカレンダー “ハンドヴェルクスクンスト”
キャリバーL101.1
ダイヤルの星のモチーフをラトラパント受け、テンプ受け、クロノグラフ受けおよび切替えレバー受け、さらにカバープレートに施されたトランブラージュ模様とレリーフ彫りにも取り入れ、ムーブメントの仕上げ装飾との統一感を出しています。洋銀製の輪列受けの粒状感を持たせた表面は、かつての懐中時計のムーブメントに倣ったものです。