伝統的な複雑機構のエレガントな舞台
1815 トゥールビヨンは、「NEVER STAND STILL(決して立ち止まらない)」というブランドの野心をユニークな方法で表現しています。ストップセコンド機構を備えたトゥールビヨンに、ゼロリセット機能を組み合わせた精緻な構造により、独特のエレガンスに満ち溢れた1815 トゥールビヨン。
1815 トゥールビヨンは、シルバーカラーダイヤルを備えたピンクゴールド750製モデル、ホワイトエナメルダイヤルを備えたプラチナ950製100本限定モデル、ジェットブラックエナメルダイヤルを備えたプラチナ950製50本限定モデルの3種類をご用意しています。
伝統的な要素を持つエレガントなデザイン
1815 トゥールビヨンのダイヤルは、時、分、秒の極めて高い視認性という本質に焦点を当ててデザインされています。時計の複雑さを示す唯一の証拠は、ダイヤルの6時位置にある開口部から、繊細なトゥールビヨンとその正確な動きが見えることです。
1815 ウォッチファミリーの伝統的なデザイン要素には、極めて読み取りやすいアラビア数字や、外周のレイルウェイモチーフの分目盛りなどがあります。プラチナ製ケースとブラックエナメルダイヤルのエレガントなコンビネーションが、このタイムピースの特徴です。
さらに精度を高める
1815 トゥールビヨンは、その名の由来となった複雑機構にスポットライトを当てたモデルです。この歩度精度を向上させるための繊細な機構は、その回転により、絶えずテンプの位置を変化させることで、重力が調速機に与える影響を相殺します。現在に至るまで、トゥールビヨンは精密時計製造において最も魅力的な複雑機構のひとつです。
たゆみない進化を追い求める中でランゲのエンジニアたちは、伝統的な機構に二つの新たな機能を加えました。その一つが、トゥールビヨン用のストップセコンド機構。リューズを引き出すことで時計を停止させ、その後、正確に時刻を設定することを可能にします。従来のトゥールビヨンには搭載されていなかった機能です。同時に、ゼロリセット機構によって、秒針が瞬時に帰零します。これによって、分針をミニッツマーカーに正確に合わせることが可能になります。
エナメルダイヤル – 完璧さを叶える辛抱強さ
1815 トゥールビヨンの2モデルには、グラン・フー・エナメルダイヤルが採用されています。精巧な工程を経て、エナメル顔料を最大30層まで塗り重ね、何度も焼成することで、完璧に仕上げられた表面ができあがります。その審美的な魅力と顕著な耐久性が、エナメルダイヤルを際立たせます。
贅を凝らした仕上がり – その先にある真価
トゥールビヨンブリッジとケージ上部には、手の込んだブラックポリッシュ仕上げが施され、視線を捉えるアクセントになっています。この技法では、特殊な研磨ペーストを使用し、適度な圧力をかけながら手作業でワークピースを均一に錫板の上で滑らせ、特定の角度から見た表面部分に鏡面のような光沢が得られるまで研磨が行われます。それ以外の角度から見た表面はジェットブラック(漆黒)の煌めきを放っています。
トゥールビヨンケージ内側の鋭角な部分に施す面取りのポリッシュ仕上げは、特に難しい作業です。この珍しい仕上げ技術は、鋭利で特殊なツールを使い、手作業でしか行えません。こうした細部の作業だけでも、仕上げ職人は数日を費やすことになります。

自社製キャリバーL102.1
サファイアクリスタルのケースバックから存分に眺めることができるのが、贅を凝らした仕上がりの自社製キャリバーL102.1。トゥールビヨンの中心部には、ビス留め式ゴールドシャトンで固定されたダイヤモンドの受け石が配されています。かつてA.ランゲ&ゾーネが最も高価な1Aクオリティの時計にのみ搭載していたこの伝統的な要素が、今回発表される傑作精密機械式時計の輝かしいハイライトとなっています。
自社製キャリバーには自社製フリースプリング式ヒゲゼンマイと伝統的なチラネジテンプを採用し、72時間のパワーリザーブが切れるまで常に卓越した歩度精度を約束します。テンプの振動数は、毎時21,600回です。
1815のモデル
